瑠璃一味のお戯れな学園生活
「あ、遊びに来ているからって、そんなに気を遣わなくてもいいんだぜ?奥方」

虎次郎がヤンワリと言う。

「そんなに麻婆料理作らなくてもさあ、もう俺達十分に堪能してるから」

それとなく『麻婆はもういい』とアピール。

霸龍闘や鬼龍も引き攣った笑みでコクコク頷くのだが。

「僕の麻婆は食べられませんか」

据わった目で呟くこはく。

「しまじろう先生も、すーと同様に僕の麻婆を拒否するんですか」

「えっ、いやっ、そんな事ないぜっ?美味いよな、何皿でもイケるよなっ、なっ?霸龍闘っ」

「うぇっ?えっ、う、うんっ、美味いよ、この麻婆茄子なんて最高っ!」

急に話をふられて動揺する霸龍闘。

「じゃあもう一皿作ってきますね」

再び席を立ち、キッチンで中華鍋を振るうこはく。

無間地獄。

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