瑠璃一味のお戯れな学園生活
「そうか、そうか!めのうも人並みに惚れた男が現れたか。あの龍之介という男、人相こそ悪いがなかなかに腕は立ちそうだ。まだ俺や霸龍闘には及ばんかもしれんが、何というかその…お前が手取り足取り指導してやれば…めのうは俺や孔雀と違って、無手での体術にも精通しているからな。あの男をお前好みに育ててやる事も可能だろう。いわば青田買いという…」

「なぁあぁあぁあぁぁぁあっ!」

エライ剣幕で声を張り上げるめのう。

「何言ってるの兄様!そんなんじゃない!」

「何、違うのか? 」

キョトンとする瑠璃。

めのうに負けず劣らず、彼もなかなかに天然の気がある。

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