瑠璃一味のお戯れな学園生活
龍太郎の言葉に。

「くくっ」

龍之介は笑う。

「何が可笑しい?」

「成程成程…整形ね…スペシャルバカなんて言われてっけど、意外と知恵が回んじゃねぇか」

「あ゛ぁ?」

ギロリと睨む龍太郎に対し。

「そうやって『スペシャルバカの隠し子』を装って、そこの小夜先生との関係を破局に持ち込むのも面白ぇかもな」

龍之介が言った途端!

「!!!!!!!!!」

活歩で瞬時に間合いを詰めてきた龍太郎の鉄拳が、龍之介の頬に炸裂!

龍之介は吹き飛ばされた挙句、床に強かに背中を打ち付ける!

「あんま嘗めた口きいてっと…奥歯が折れる程度じゃすまねぇぞ…?」

ここ数年では珍しいほどに怒りを露わにする龍太郎。

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