瑠璃一味のお戯れな学園生活
「とはいえ」

瑠璃が言う。

「先日は瑠璃一味全員でお前一人に寄ってたかって…などという真似をしてしまった。気分が悪かっただろう、すまない事をしたと思っている」

詫びる所は詫びる。

流石夕城の次期宗主となるべき男だ。

「そこでだ…今回はお前にも気分良く戦ってもらおうと思う」

並び立つ瑠璃と孔雀。

「俺か、孔雀か、どちらと戦うかお前自身が選べ。後腐れなきよう、相手を選ばせてやる」

「但し」

瑠璃の言葉に孔雀が口を挟む。

「どっちとやっても、怪我の覚悟はしておいて欲しいな」

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