瑠璃一味のお戯れな学園生活
一触即発の空気。

しかし。

「はいはいそこまで」

道場の奥にいたこはくが手を叩いて、睨み合う龍之介と翡翠を止める。

「今日からすーと龍之介さんも同じ道場の仲間だよ。喧嘩なんてしないで」

「フン、何が仲間だ。コイツは道場破り目的に決まっている」

早々に背を向ける翡翠。

「よく来たね龍之介さん。さ、道場に上がって。但しすーの言う通り靴は脱いでね」

「…ああ」

こはくに言われ、龍之介は道場入口で靴を脱いだ。

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