瑠璃一味のお戯れな学園生活

やはり丹下の姓を持つ男はフルボッコになるのが運命（さだめ）なのか。

白目を剥いて引っ繰り返る龍之介。

「ほら、立って下さい。今度は僭越ながら龍娘先生得意の中国拳法の技を…」

龍之介を引きずり起こそうとしたこはくに。

「あっ、あの母様っ」

めのうが声をかける。

「も、もう今日はいいんじゃないかなっ…？」

おや？

毛嫌いしていた龍之介を庇うとも取れる発言をするめのうに、こはくや孔雀がキョトンとする。

瑠璃は翡翠と鍔競り合いしつつ、密かに笑み。

「や、いやっ、気が済むまでフルボッコにしてやった事だしっ、初日から死んじゃったらこれから先SSBを痛めつける楽しみが減っちゃうし！今日はこのくらいにしといてやろうっ、みたいな？」

わちゃわちゃと慌てながら、めのうが釈明する。