瑠璃一味のお戯れな学園生活
受け止めるには少々強烈過ぎる拳。

こはくは、持ち前の流麗な動きで回避する。

「ありゃ、流石にぶっつけ本番で奥方に当てるにゃ難しいか」

眉を顰める龍之介。

迎門鉄臂も翻子八閃打も、先日腹出し爆睡部に顔を出して龍娘にボコボコにされた際に受けた技だ。

更には。

「おりゃあっ!」

龍之介は間合いを詰め、標的の頭部に向けて打ち下ろす肘打ち!

(これはティー・ソーク・ボーン…!)

これも先日こはくが龍之介に対して見せた技だ。

そしてティー・ソーク・ボーンの動きからそのまま前のめりに倒れたかと思うと、倒立してこはくの顔を両足で捕らえ、そのまま一回転し脳天を床へ激突させようとする!

(カポエイラのチゾーラ・ジペスコッソ!)

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