瑠璃一味のお戯れな学園生活
思い思いのゴールデンウイーク初日を語り合う面々の中で。

「……」

いつも元気なシンは、妙に無口だった。

先程からあまり食も進んでいないし、何かソワソワしている風にも見える。

「シン…?」

そういった敏感な変化を察知するのは、双子ならではだ。

リィがシンの様子に気づくが。

「夜になると寒いのかなぁ」

シンは苦笑いしながら立ち上がる。

「ちょっとトイレ行ってくる」

キャンプファイヤーを囲む仲間達を置いて、シンは一人暗闇の中へと消えていった…。

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