通学恋愛
駿太は黙ったまま、コスチュームのマントをたたみ始める。


「渚」


「な、なに?」


「なんで…泣いてたんださっき」


「泣いてないよ」


「ウソつけ。

なぁ…、渚のカレシとして受け止めるから、お願い…話してくれ」


だから余計話せないんじゃん!


駿太だけには…。
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