通学恋愛
駿太は熱を計りながら、顔の半分を布団の中に埋めて、

こっちをチラチラ見てくる。


ち、ちょっと待って…。



なんか、駿太、




かわいいんですけど…。


「…渚、熱計れた…」


「どれぐらい?」


「んー…と…ゲホッ、8度3分」


「けっこうあるね…なんか食べた?」
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