通学恋愛
「駿太くん!?」


他のお母さんよりちょっと若めのお母さんが、目を輝かす。


「あ、ど、どーも…コンニチハ」


やべ、オレ超かっこわりぃし!


ずんずんとオレに寄ってきたお母さんは、オレの手をつかんだ。


「やっと会えたわ~♡やっぱりイケメンねぇ♡♡
渚からよく聞いてたわよ!でも、朝も帰りも、いつも駿太くん見損ねちゃうから、良かったわ~♡
シュンくんもイケメンだったけど、駿太くんもいいわね♡
渚あんた、やるわねーー?」


かなり早いペースで、いろんな話を繰り出してくる渚のお母さん。


「ちょっと、お、お母さん!!」


顔が真っ赤な渚が、お母さんを無理やりオレから引き剥がす。
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