通学恋愛
「あら渚、大丈夫なの?」


「大丈夫もなにも…ケホッ、お母さん、今日もっと遅くなるんじゃなかったの!?」


「やっぱり心配だから帰ってきてあげたんじゃない!」


あちゃー、と額を押さえた渚は、さっきより力無く言った。


「ご、ごめん駿太…」


「大丈夫、優しいお母さんじゃん」


なるべく、軽く答える。


「いい子じゃない駿太くん♡」
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