通学恋愛
苦笑していると、


カバンやら水筒やらたくさんの荷物が廊下を滑ってきて、


勢い良く壁に激突して止まった。


「ちょっと渚ー?そんなことしたら駿太くん引いちゃうじゃない!」


大丈夫です、もうけっこう引いてますんで…。


「うわぁぁ滑るーっ!!」


カバンの如く廊下を滑ってきて、玄関で急ブレーキした人物は、そーっとオレを見た。
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