通学恋愛
「…駿太、引いた??」



親子そろってバ…いや、なんでもないです(^^)


「引かねぇよ?」


「よ、良かったぁー、おはよ、駿太!」


渚の輝くような笑顔に、思わずオレも笑みが漏れる。


渚のお母さんに盛大に見送られ、出発した。


腰に、渚の手の感触。


久しぶりの自転車の重さにしみじみ浸っていると…。


「駿太!」


「ん?」


「看病ありがと!」


後ろからそんな上目遣いされるとヤバい…けど、ガマンだオレ!!


「お互い様だろーが」


なるべく冷静に、冷静に…。
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