通学恋愛
なんなんだよ…。



なんか、ちょっとイライラしてきた…。



信号が赤になり、もう一回振り向いた。



「なぁ渚、相談してって」



肩を軽く揺さぶると、




パンッ






渚に払われた。






「……渚…」




渚の上げた顔は、怒っていた。



それなのに、目には涙が。




な、なんで……??




「相談してって……」





渚の震えた声。








「駿太は…。




あたしには何も相談してくれないんだね」








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