悪魔なのは…
ソファのところに、座っている人物がいた。
だが、達輝は部屋の内装に気を取られ、その人物の存在に気付かなかった。
部屋に入ってきた気配を感じて、ソファに座っていた人物が、ゲーム機から顔を上げた。
そして、一宮の存在に気付き、その隣に立っている達輝に目を向けた。
「久し振りだね、所長はいるかね?」
その一宮の声に、達輝はハッとした様子で顔を上げた。
そして、一宮の視線の先にいる人物にようやく気付き、姿勢を正した。
青年は若い男性で、金髪であった。その瞳は黒いが、何処か日本人離れした顔立ちをしており、いわゆる美形と呼ばれる部類に入っていた。
「お久し振り。所長は仕事中だから、ここにはいねーよ。何か用事なら聞いとくけど?」
「そうか…彼と契約を結んで貰いたいんだが…」
「契約?」
「あぁ。特殊班のね」
「なるほど。つーか、そんなに人必要?」
「人手はある方がイイさ」
「ふーん。まぁ、どっちにしろ、俺はそういう事務関係は分かんねーから…」
そう言うと、彼は億劫そうに立ち上がった。
そして、スタスタと扉の方に向かった。
その後を追うように、一宮もそちらに向かって歩き始めたため、達輝も慌ててそちらへと向かった。
だが、達輝は部屋の内装に気を取られ、その人物の存在に気付かなかった。
部屋に入ってきた気配を感じて、ソファに座っていた人物が、ゲーム機から顔を上げた。
そして、一宮の存在に気付き、その隣に立っている達輝に目を向けた。
「久し振りだね、所長はいるかね?」
その一宮の声に、達輝はハッとした様子で顔を上げた。
そして、一宮の視線の先にいる人物にようやく気付き、姿勢を正した。
青年は若い男性で、金髪であった。その瞳は黒いが、何処か日本人離れした顔立ちをしており、いわゆる美形と呼ばれる部類に入っていた。
「お久し振り。所長は仕事中だから、ここにはいねーよ。何か用事なら聞いとくけど?」
「そうか…彼と契約を結んで貰いたいんだが…」
「契約?」
「あぁ。特殊班のね」
「なるほど。つーか、そんなに人必要?」
「人手はある方がイイさ」
「ふーん。まぁ、どっちにしろ、俺はそういう事務関係は分かんねーから…」
そう言うと、彼は億劫そうに立ち上がった。
そして、スタスタと扉の方に向かった。
その後を追うように、一宮もそちらに向かって歩き始めたため、達輝も慌ててそちらへと向かった。