中学生の平凡な恋事情



最低だ、私


親友の梨桜にまで訳わからない気持ちを
持っている


『なに落ち込んでんの』


声をかけてきたのは涼だった


けど、その質問に答えられない



すると涼は何かを察したように
私の頭をポンッと叩いた



『お前の取り柄は元気で明るいとこ
 だろ、落ち込んでたら周りが心配するぞ』


涼は私に笑顔を見せた



こいつはいい人だと思う



「ありがと」



涼のおかげで少し元気になった気がした


悩みすぎちゃだめだな、


よし、なんとかしよ!


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