中学生の平凡な恋事情
「誰か待ってんの?」
「えっと、あ、うん………」
言葉がつまる
なぜか緊張している自分
「あ、梨桜か。リュックあるし」
佑斗は自分の机からガサガサと
何か探している
「なに………探してんの?」
「んー、筆箱忘れてさ……
お、あったあった……」
筆箱を見つけたらしい佑斗をこっちを見て
ニコッと笑った
胸の鼓動が一瞬早くなった……
「ひさしぶりだな、お前と話すの」
「う、うん……」