中学生の平凡な恋事情


『また、梨桜待ってんの?』


「そ。係なんだって」


『係………?』


そう言うと佑斗は不思議そうな顔をした


『ま、いいや

 じゃーな、星奈』


そう言って教室の扉に向かった


「待って!!」


いつの間にか私は、佑斗を引き止めていた


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