中学生の平凡な恋事情



べしっ!!



「いった!?」


「熱あんじゃん」


あたしのおでこに手をあてていた。


「ひにゃっ!?」


「なにそれ…w
 面白いんですけど…w」


笑われてる…


っていうかその前に!


手をどけろよ!!!


その、いくら佑斗でも恥ずかしいんですけど!?



「~っ!熱なんてない!!」


手を振り払った。


「嘘はいいから。
 ていうか、顔より赤くなってるよ?
 熱、上がったんじゃない?」



佑斗は普通の顔して言ってきた。



誰のせいだと思ってんの?!


こいつバカか?!


あ、バカだ…

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