中学生の平凡な恋事情
「……このクラスにカッコいい男子なんて
いるわけないでしょ~??」
「でもさぁ、少しくらい憧れるじゃん!」
梨桜は少しため息をついてこう言った。
「せめて高校にしな。
絶対その方がいいって。
後一年我慢」
今二年生の私達は、
もう受験勉強の話ばっかりされてる。
高校なんてきまってないし。
「つまんないよ……」
嫌だ!つまんない三年生は!!
「だって、小説とか漫画とかって
みんな高校生ばっかりじゃん」
「そーだけどさぁ……」