中学生の平凡な恋事情


「なに安心してんの」



「だって消えたからだしぃ…」



あの人といると自分が自分じゃなくなるから
嫌なんだけど…。



理解不能だし…。



「あ、一つ言っておくけど、
 あんた周りにかなり誤解うけてるよ」



「…どんな」



「佑斗と付き合ってるってさ」



「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」



教室に私の叫んだ声が響いた。


なんでどうして!?


ありえない!!!!


最悪なんだけど!!



< 7 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop