中学生の平凡な恋事情
≪佑斗side≫
『好きです!
その…、付き合って下さい!!』
とある放課後の話
いきなり隣のクラスの子に告られた。
オレは少し微笑む。
手紙じゃなくて告白する子いるんだ…
「ごめん…」
別に嫌いじゃない。
顔も普通だし、声も。
けどこんな中学校で恋愛はごめんだ。
『謝んないで下さい!!
知ってますから、付き合ってる子がいること』
「はい???」
付き合ってる子??
いない、そんなの。
「えっと…」
『え??
星奈ちゃんと付き合ってるって…』
「違います!!」
あいつか!!!!!