あぁ、愛しの執事様
不思議そうな顔をする私に鈴木先生は、

「今日、図書委員会があるんだよ、行ってくれない?」

と、突拍子もないことを告げる。

「えっ何時からですか?」

いきなりのことにビックリしつつも問う。

職員室に来てしまったのが運の尽き。

頼まれたら断れない性格の私は引き受けることにした。

「えーと、確か4時半から?」

チラッと腕時計を見ると10分過ぎている。

「もう、時間過ぎてるじゃないですか!」
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