わけあり彼女





「……もっとそっち寄っていい?」



「……好きにしたら」



あたしは、ぎゅう、っと裕也の背中に顔をうずめた。



……いいにおいがする。



寂しくない。ヘンなことされる気配もないし。



……裕也、大好き。



あたしはそのまま、安心して眠った……。









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