わけあり彼女
あたし、どこにいたらいいんだろう??
そう考えてる間にも、カラダはふらりとして、雨があたしを濡らしつづける。
雨は意外に強くて、あたしの全身をみるみるうちに濡らしてゆく。
なんか、もうあたし、ダメかも……。
あたし、このままここで死んじゃうのかな??
……そう思って、地面に腰をおろした。
道ゆくひとたちが、地面に座りこんだあたしを見ては「なにをしてるんだ、あっちへ行け」とゆうふうに一瞥する。