わけあり彼女





痛い、眠い、辛い。



もう、起きててもしょうがないや……。



そう思い、眠ろうと目を閉じたときだった。



「……なにしてんの」



頭上から、声がした。



それがあたしに向けて発せられたものだと気づくのに、そんなに時間はかからなかった。



警察かな、それとも冷やかしかな。



そう思って、顔をあげた。






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