男になりたい女と女嫌いな男
リボン、スカート、ハイソックス。
目線を落とすたび見えてくる、女の象徴。
やっぱり無理なんだ。
一人称を「俺」にしたって。
髪を出来るだけ短くしたって。
足を開いて座ったって。
はしたなく大アクビしたって。
俺が女であることに変わりはないんだ。
はぁ、とため息をついたら
見計らったように始業のチャイムがキーンコーンカーン。
さぁ、また「女子中学生」の1日が始まるよ。
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