男になりたい女と女嫌いな男
「ちょっとサッカー出来るからって毎日男子といちゃついちゃってさ。
自分のこと『俺』とか言ってんのもあれでしょ。
男子に親近感持ってもらうためでしょ!!
純が女らしくしないのは全部男に気に入ってもらうためでしょ!!
汚ねぇんだよこの媚売り女!!!!!」
そう吐き叫ぶと友季は取り巻きと共にどこかへ消えた。
俺はしばらくその場から動けなかった。
先に行っていたサッカー部の男子が来るまで、俺はそこに突っ立っていた。