君想歌
ひんやりとした
栄太郎の手が気持ちいい。


へ?
気持ちいい……?

寒いのに……?


身体が熱い…。


「和――…」


そうだ。
朝から熱出てたの忘れてた。



どこか遠い所から聞こえる
栄太郎の声が途切れた。













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