君想歌
*吉田栄太郎*
とさり、と和泉の身体が
俺のほうに倒れる。
「和泉!!」
身体熱い……。
熱あるじゃん。
いつまでも甘味屋でのんびり、
とはいかないよね。
どっか休める場所……。
素早く思考を巡らすと、
長州藩邸。
新選組の屯所。
こんなの二人ともが
敵地に突っ込むだけじゃないか。
「あっ!!」
俺と晋作が滞在してる旅籠!!
晋作は奇兵隊で年を明かすって
朝方長州に戻っていったから。
旅籠には俺一人。
俺は和泉を抱き上げると
さほど遠くは無い旅籠に
歩みを進めた。
*
.
とさり、と和泉の身体が
俺のほうに倒れる。
「和泉!!」
身体熱い……。
熱あるじゃん。
いつまでも甘味屋でのんびり、
とはいかないよね。
どっか休める場所……。
素早く思考を巡らすと、
長州藩邸。
新選組の屯所。
こんなの二人ともが
敵地に突っ込むだけじゃないか。
「あっ!!」
俺と晋作が滞在してる旅籠!!
晋作は奇兵隊で年を明かすって
朝方長州に戻っていったから。
旅籠には俺一人。
俺は和泉を抱き上げると
さほど遠くは無い旅籠に
歩みを進めた。
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