君想歌
山崎が持ち帰った情報を聞けば
悠は桂小五郎と行動を共にして
京を出たらしい。
会えない寂しさが募るも
生きていると分かれば十分だ。
「で。何したんや?」
「……テメェ」
呆れたように問う山崎に
目を吊り上げる土方。
「てへっ」
「……」
ふざけた和泉に土方の拳が
頭に落下する。
頭を押さえ悶絶する和泉を
馬鹿にしたように見下ろす。
「テメェは。
大人しく出来ねぇのか?」
屯所に戻ってきた土方も
山崎同様呆れていた。
で、何した。
答えを急かされ睨まれながら
理由を口にした。
「怪談話をしてて。
陰から出てきたセンに驚いて
縁側から落っこちました」
にこやかに笑う和泉に
怒声より溜め息が先に出た。
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悠は桂小五郎と行動を共にして
京を出たらしい。
会えない寂しさが募るも
生きていると分かれば十分だ。
「で。何したんや?」
「……テメェ」
呆れたように問う山崎に
目を吊り上げる土方。
「てへっ」
「……」
ふざけた和泉に土方の拳が
頭に落下する。
頭を押さえ悶絶する和泉を
馬鹿にしたように見下ろす。
「テメェは。
大人しく出来ねぇのか?」
屯所に戻ってきた土方も
山崎同様呆れていた。
で、何した。
答えを急かされ睨まれながら
理由を口にした。
「怪談話をしてて。
陰から出てきたセンに驚いて
縁側から落っこちました」
にこやかに笑う和泉に
怒声より溜め息が先に出た。
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