君想歌
右手と左手に違う団子を持ち
沖田は口いっぱいに頬張る。
その姿に小さな笑いを漏らし
注文した甘味に手を伸ばす。
三色団子に抹茶。
毎日餡子を飽きずに
食べれるのは沖田だけだろう。
行儀が悪いと分かっていながら
肘をつき団子を口に運ぶ。
「和泉はそれだけで
足りるんですか?」
「逆にそんなに甘い物を食べて
気持ち悪くならない?」
大量の甘味は既に沖田の
お腹に収まった様子。
「質問を質問で返さないで
くださいよ」
不満げに言う沖田に苦笑し
二つ目の団子を串から引き抜く。
「三食甘味でも構わない、なんて
日本中探しても総司くらいだよ。
私は流石に一回はご飯が
食べたいからね」
「あはは。
だって美味しいんですもん」
だとしても。
今日はかなり少ない方か。
月の終わりと初めでは
財布の中身も違う。
その関係で食べる量が
大幅に変化するのだ。
「総司、明日は行かないからね」
先に言っておこう。
総司の桁外れな甘味代は
絶対に払いたくないから。
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沖田は口いっぱいに頬張る。
その姿に小さな笑いを漏らし
注文した甘味に手を伸ばす。
三色団子に抹茶。
毎日餡子を飽きずに
食べれるのは沖田だけだろう。
行儀が悪いと分かっていながら
肘をつき団子を口に運ぶ。
「和泉はそれだけで
足りるんですか?」
「逆にそんなに甘い物を食べて
気持ち悪くならない?」
大量の甘味は既に沖田の
お腹に収まった様子。
「質問を質問で返さないで
くださいよ」
不満げに言う沖田に苦笑し
二つ目の団子を串から引き抜く。
「三食甘味でも構わない、なんて
日本中探しても総司くらいだよ。
私は流石に一回はご飯が
食べたいからね」
「あはは。
だって美味しいんですもん」
だとしても。
今日はかなり少ない方か。
月の終わりと初めでは
財布の中身も違う。
その関係で食べる量が
大幅に変化するのだ。
「総司、明日は行かないからね」
先に言っておこう。
総司の桁外れな甘味代は
絶対に払いたくないから。
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