Dead Love Children
と思っていたけど、信じられないことに、母方のじいちゃんが死んだことで、俺は大金を手にした。
単純に遺産と保険金が俺にまいこんできたからで、じいちゃんはアル中のオヤジと、それと無理やり一緒になったオフクロをうらんでいたから、遺言で2人には遺産は渡さないと書いていたらしい。
他に相続者がいなかったから、自然な形で俺がそのお金を手にし、貧乏なフリーターからリッチな遺産相続者になった。
そんな俺がまずやったことは仕事を辞めたことだった。
仕事とは言っても、俺はただのアルバイトだったから別に大したものじゃない。
「何で辞めるの?」
すら聞かれなかったから、別にいてもいなくても変わらない存在だった。
でも俺はバイトでも毎日やりたくなくてやっていたから、辞めることができてセイセイしていた。
次に俺がやったというかやろうとしたことは、もちろんモモカの学費を出してやることだった。
こういう場合、普通の人間は自分が大金を持っているということを誰かに自慢するはずだけど、俺は別にそういうことをしようとは思わなかった。
でもモモカにだけは言いたくて仕方がなかった。
だからすぐにケータイで知らせようかと思ったんだけど、ちょっと考えてやっぱりやめた。
単純に遺産と保険金が俺にまいこんできたからで、じいちゃんはアル中のオヤジと、それと無理やり一緒になったオフクロをうらんでいたから、遺言で2人には遺産は渡さないと書いていたらしい。
他に相続者がいなかったから、自然な形で俺がそのお金を手にし、貧乏なフリーターからリッチな遺産相続者になった。
そんな俺がまずやったことは仕事を辞めたことだった。
仕事とは言っても、俺はただのアルバイトだったから別に大したものじゃない。
「何で辞めるの?」
すら聞かれなかったから、別にいてもいなくても変わらない存在だった。
でも俺はバイトでも毎日やりたくなくてやっていたから、辞めることができてセイセイしていた。
次に俺がやったというかやろうとしたことは、もちろんモモカの学費を出してやることだった。
こういう場合、普通の人間は自分が大金を持っているということを誰かに自慢するはずだけど、俺は別にそういうことをしようとは思わなかった。
でもモモカにだけは言いたくて仕方がなかった。
だからすぐにケータイで知らせようかと思ったんだけど、ちょっと考えてやっぱりやめた。