Dead Love Children
5、最後の手紙
それから俺がバイクで事故って病院に搬送されるまでは特に人生に起伏はなかった。
お金に苦労はしなかったけど、でもだからと言って幸せかと言うと別にそうでもなかった。
やはりモモカのことを思い出すと胸がしめつけられたし、モモカをいじめた奴らを思うとものすごく頭に来た。
ちなみに、その俺のイラ立ちが極まったのが、高校が終わり、モモカをいじめていた奴らの新しい学生姿を見た時だった。
バイクで走っている時、たまたまそいつらの姿を見かけたんだけど、それを見て、モモカも本当は看護学生をやっていたんだと思った瞬間、自分でも抑えられないほど殺意が湧いた。
それにあとはやはり、やるせないという思いがあった。
だからイヤなことを忘れるために俺はバイクをかっ飛ばした。
どんどんどんどんスピードを上げて、最終的には余裕で100キロを超えた。
そんなバイクでの走行中に俺は事故った。
カーブを曲がろうとしたら、スピードが出過ぎていて、気が付けば俺はガードレールを突き破っていた。
そのあとどうなったのかは覚えていない。
死んだと思っていたのに俺は病院のベッドの上にいたし、しかも何カ所も骨を折ったというのに、不思議なことに体が動かないだけで、痛みはどこにもなかった。
お金に苦労はしなかったけど、でもだからと言って幸せかと言うと別にそうでもなかった。
やはりモモカのことを思い出すと胸がしめつけられたし、モモカをいじめた奴らを思うとものすごく頭に来た。
ちなみに、その俺のイラ立ちが極まったのが、高校が終わり、モモカをいじめていた奴らの新しい学生姿を見た時だった。
バイクで走っている時、たまたまそいつらの姿を見かけたんだけど、それを見て、モモカも本当は看護学生をやっていたんだと思った瞬間、自分でも抑えられないほど殺意が湧いた。
それにあとはやはり、やるせないという思いがあった。
だからイヤなことを忘れるために俺はバイクをかっ飛ばした。
どんどんどんどんスピードを上げて、最終的には余裕で100キロを超えた。
そんなバイクでの走行中に俺は事故った。
カーブを曲がろうとしたら、スピードが出過ぎていて、気が付けば俺はガードレールを突き破っていた。
そのあとどうなったのかは覚えていない。
死んだと思っていたのに俺は病院のベッドの上にいたし、しかも何カ所も骨を折ったというのに、不思議なことに体が動かないだけで、痛みはどこにもなかった。