本当は誰よりも



佐藤君も私もお互いを好きになり。


同じ気持ちだった。と信じて疑わなかった―――



だけど、それは残酷なイタズラだったと気付かされたのは、告白された次の日だった。




朝登校して、教室に入ろうとすると何やら、教室が盛り上がっていて。


聞こえてきた騒ぎ声に、本能が今すぐ耳を閉ざせと警告を発する。


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