【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
「お義父さん……」
昔の面影を残しつつ、所々に白髪がある。
少し、老けたね。
「雪乃……」
「お義父さん。私と、縁を切ってください」
「雪、乃?」
ずっと言いたかった。
私の繋がりを断って。
もう、家族やめて。
赤の他人になって。
でも、会うこともできずに戸籍上は家族をしていた。
「雪乃。お義父さんのこと、嫌いになったか?」
悲しそうに俯きながら言う。
ごめんね。そんなことされたって、情けはかけられないよ。