【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
絋君の過去
それからお義父さんとは別れ、絋君のおうちに来た。
「雪乃、大丈夫か?」
ベッドに背を預け座っている私を見て、絋君が心配してくれる。
「ん。大丈夫だよ」
お義父さん……。
本当は心のどこかで親子でいたい。と思ってた。
最後の言葉を聞いたとき、あんなに苦しかったんだもん。
きっと、私にとってお義父さんは家族で、お父さんで、大切な人だったんだ。
「俺、さ。雪乃に秘密にしてることがあるんだ」