【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
「先輩」
「ん?なに……」
振り向いた瞬間、俺は先輩を抱き締めた。
「ちょ、え、隼人くん?」
腕をグイグイ押すけど。なにそれ、本気で押し返そうとしてるの?
「ねぇ、初めてあったとき言ったよね」
「な、にを……?」
「可愛いって。あれ本気だよ?でも今は“好きだ”」
抱き締めていた腕を緩め、顔を持ち上げると見事に真っ赤。
「ちょ、アハハ…なに、言ってるの?やめてよもー……」
困惑しながら無理に笑う。
ドサ……
「え……」