【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
次の日、眠い目を擦りながら学校へ行く。
「雪乃ちゃんおはよー」
「あ、おはよー」
何人かの女の子たちに挨拶して教室へ向かう。
「ゆ・き・のっ!おはよー!」
背中をバシッと叩かれハイテンションな女の子。
「痛いよ真央ー。おはよう」
「聞いて聞いてっ!」
グイッと腕を引かれ、真央の方に転びそうになる。
「危な、もぅ。どうしたの?」
「今日ね、転校生が来るんだって!」
転校生?この時期に?もうすぐ学期終わるのに?
「それでね、今職員室にいるらしいんだけど、その人がすーっごく!イケメンらしいの!」
目をキラキラさせながら顔をグイッと近づけられた。
私、イケメンとか好きじゃないんだけどなぁ……。
「よ、よかったね」