【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
ガララッ
「雪乃っ!?」
慌てた様子の絋君。
「「「キャーーーー!!!」」」
「間宮センパーイ!」
「なんでいるの!?」
「今、雪乃ちゃん呼んだっ!?」
「絋、君……」
震える体を立ち上がらせて絋君のところへ行った。
「どうした?」
頭を撫で、笑いかけてくれた。
やっぱり、優しすぎるよ。
気持ち隠せなくなっちゃうよ。
「屋上、行こ?」
私の体が震えているのを見て、絋君が目を見開いた。
早く、ここから消えたい。
「そうだな、行こっか」
頭に手をのせたまま、やっぱり笑いかけてくれる。
……その時だった。