【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
通じた気持ち
屋上につくと、絋君の手が離れた。
真ん中の方へ座り、こっちにおいで。と言うかのように床をトントンと叩いた。
絋君に、触れたい。
「っ!?」
私は、バカだなぁ。
付き合ってもいないのに。こんなの、ダメなのに。
座っている絋君の前に行き、胸に顔を埋め、抱き締めた。
「雪乃……?」
「……好き」
……え?何言ってんの、私。
意識とは違う言葉が口からこぼれた。