【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
でも、もう言ってもいいんじゃない?
楽になりたい。人をもう、好きにならないために。
「絋君、好きっていってくれたでしょ?私もね、好きなの」
もしも、もしも私のことホントに好きなら、私が嫌って言ったら、キスも我慢できるでしょ?
ごめんね、私、絋君を試すよ。
「雪乃……」
目を閉じ、キスされるのを待つ。
絋君にならね、されてもいいの。ホントに好きになんだもん。
でも試すね。裏切られるの、もう嫌なの。
だんだん絋君の顔が近づいてくるのがわかった。