【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
「ここが落ち着く……」
一定の場所を見つけ、また目を閉じた。
う、わぁ。なんか、ホントの恋人みたい……。
まぁ、付き合ってるんだけど。
「ひ、絋君?」
あ、そういえば。
「今何時!?」
ガバッと起き上がろうとしたけど、絋君がいてまた倒れてしまった。
「ぃった!」
頭を思いっきり床にぶつけちゃった。
「フッ。大丈夫?」
私を抱き抱え、起き上がらせてくれた。
そんなことにもキュンときちゃうなんて……。
「絋君、時間は!?」
そうだよ!時間時間!
「あ、今ちょうど最後の授業終わった」
キーンコーンカーンコーン
……。
「嘘ぉっ!」
サボりすぎちゃったよ、私。
「一旦戻るか。終わったら迎え行く。待ってろよ?」
「うんっ!」
一緒に帰れるなんて……!