【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
扉からあの人の声が聞こえた。
「ずーっと待ってたのに、何やってるの?」
「絋君……!」
こんなときに嬉しいと思ってしまう私は、やっぱりバカだ。
「おいで、雪乃」
呼ばれてテクテクと絋君のところに行く。
すると抱き締めてくれた。
「雪乃ちゃん。その人が、好きな人?」
「そ。俺が雪乃の好きな人」
私が答える代わりに絋君が答えた。
「そっか。仲良くな。彼氏さん、俺諦めないっすから。奪えるときは容赦なく奪います」
すると絋君のオーラが変わった。