fall in love!!
澄「俺が気づいたときには、お前が倒れる寸前だったんだよ。とっさに受け止めてやった俺に感謝しろ。」
か、か、
感謝しろだと!?
とんだ俺様だな!!
「ん、まぁ助かった。……ありがとう。」
消えちゃいそうなか細い声でお礼を言った。
澄「あ?なんて?聞こえませーん。」
はぁっ!?
キィィィ!!!
こいつめ、絶対わざとだ!!
「ありがとうございます!って言ったんだよ!」
さっきとは裏腹に大きな、いや大きすぎる声を出したワタシ。
なんか、どこかで怖かった気持ちがどっかいっちゃったわ!
澄「…ったく。心配させんなっての。」
「え?そっちこそハッキリと大きな声でしゃべってくださーいっ。」
仕返しだこのやろう。
澄「だーかーらー。お前、怖かったんだろ?いつもキーキーうるせぇやつが静かだったから心配してやったんだっつーの。それくらい察しろよ。」
「……え。」
プイと顔を背けた澄葉瑠。
え、えーっと、
どうしましょう。
またもやワタシの心拍数は、
なぜか上昇中でございます。