繋いだ手。
頭は真っ白に
なりつつあるのに、
声を出すことだけは
忘れない。



そう。
隣にいるあの人に
聞かせるように。



ねえ、
わたしの声
聞こえてますか・・・?





「あああっ!やあぁ・・・」



わたしと彼は
絶頂を迎えた。



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