卒業までのタイムリミット
「光! おはよ~」
「あ、おはよー! 裕太も」
光はこちらに振り替えって挨拶するが、里奈と春音はいないようだった。
「何だよ、俺だけ『ついでに』みたいな」
「そんなことないよ?」
と、落ち込む裕太に光はニコニコ笑っていた。
「里奈たちは?」
私がそう訪ねると光は
「あー、里奈は今日日直だろ? だから先行ったんだと思う。で春音は寝坊じゃない?」
と苦笑いで言った。
「ふぅん。って言うか光今日日直だよね?」
「確かに」
隣で裕太も頷き、光は「あはは…」と笑う。
「あははじゃないっ!!! 行ってこいっ!!!!」
私は校門を指差し、光はそれに「ハイィッ」と少し怯えながら校門へと走っていく。
「あ、おはよー! 裕太も」
光はこちらに振り替えって挨拶するが、里奈と春音はいないようだった。
「何だよ、俺だけ『ついでに』みたいな」
「そんなことないよ?」
と、落ち込む裕太に光はニコニコ笑っていた。
「里奈たちは?」
私がそう訪ねると光は
「あー、里奈は今日日直だろ? だから先行ったんだと思う。で春音は寝坊じゃない?」
と苦笑いで言った。
「ふぅん。って言うか光今日日直だよね?」
「確かに」
隣で裕太も頷き、光は「あはは…」と笑う。
「あははじゃないっ!!! 行ってこいっ!!!!」
私は校門を指差し、光はそれに「ハイィッ」と少し怯えながら校門へと走っていく。