闇の向こう側で~あなたの光を~



女共は黙ってしまい、もう反抗も出来ないようだ。


美海は、もう女共はなにもしないと判断したのかこちらに来た。



美海「海、陸大丈夫?

紫音もだけど、震えはおさまった?」



さっきとはうって代わり、

優しい声色で言う美海は

もう俺達にとってかけがえのない存在。


海と陸は美海が近付くと思いっきり抱きついた。


美海「ごめんね、でも、もう大丈夫よ」

海「美海……、無理しないで……」

陸「僕達は大丈夫だから……」



お母さん、みたいだな……。

美海は。




美海「紫音、おいで?」



さっきから不安そうに美海を見ていたがゆっくりと美海を抱き締めた。


美海「紫音もごめんね」

紫音「美海ちゃん、ほんとに無鉄砲なんだから……。」

美海「そうかしら?」

紫音「うん、心配するでしょ……?」

美海「心配してくれて、ありがとう」



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