私のとなり、俺のとなり。
「おい!矢田!今の答辞はなんだ!あんなこといって……」

「はいはいサーせんした」







「くそっ……あのハゲ校長話がなげぇんだよ……」


俺は走って屋上へ向かった。

もう来てるかもしれない……。

「お前さぁ。よくもまぁあの言葉信じてのこのこ屋上なんてこれるよねぇ!」


屋上の扉を開けようとしたとき、一人の女が声をあらげて言った。


俺はとっさに物陰に隠れる。

「直紀は私たちのことが好きなの!」


……はぁ?何言ってんだこいつ……。
< 65 / 150 >

この作品をシェア

pagetop